甘くて香りが高くジューシー、種がなくてそのまま食べられる
「甘くて、香りが高く、ジューシー、しかも種がなくて、皮がやわらかいので、そのまままるごと食べられる!」こんな理由から、今、シャインマスカットが大人気です。その名の通り輝くような黄緑色の大粒ぶどう。葡萄の女王様と言われています。
当農園は、信州中野で、創業120年の歴史を持つ葡萄専門農家です。
陽当たりが良く、夏暑くて冬が寒く温度差がある、この信州の気候と、中野の肥沃な土地で、先々代の頃から美味しい葡萄づくり一筋に栽培してきました。
こんなに美味しいぶどうなのに一時期しか食べられないの?
シャインマスカットの旬の時期は、10月。
「こんなに美味しくて大人気なのに、秋の一時期しか食べられないの?」
「先様は果物が大好き。冬のギフトに贈れたらいいのになぁ」
「果物の中でぶどうが一番好きです!秋しか食べられないのが残念!」
たくさんのお客様の声をいただいてまいりました。
そこで、冬のギフトのシーズンまで美味しく葡萄を召し上がっていただける方法がないかと考え、研究したのが、当農園の「氷温貯蔵シャインマスカット」です。
ぶどうは凍ってしまうと商品価値がなくなってしまいます。
氷温貯蔵することで翌年1月まで美味しく食べられるように
でも、極限まで、凍る直線ぎりぎりの温度で氷温貯蔵することで、じっくりと水分がぬけてそのぶん余計に甘みが増し、しかもお歳暮やクリスマス、お正月の時期まで美味しくシャインマスカットを味わっていただける、そんな「氷温貯蔵シャインマスカット」の販売ができるようになりました。
当農園のシャインマスカットは100%、自家農園・自家栽培・産地直送で直接お客様にお送りしています。
先様に珍しくしかも美味しいものを贈る喜びと、感謝の黄身とをお伝えし、受け取った方に笑顔をお届けできます!
志賀高原の麓から、自然の恵みをお届けします
志賀高原のふもと中野市では、つめたい雪解け水と、真夏の太陽、肥沃な大地があり、果実や穀物を美味しく豊かに育みます。
ここ、信州中野・シャインマスカット園では、 信州中野の自然の恵みを濃縮した 美味しい果物を栽培しています。
長野県中野市で果樹園を経営する阿部貴典です。
北信州中野市は北に高社山、東に志賀高原、西に斑尾山の山々に囲まれ、南には善光寺平が広がり千曲川が流れる自然豊かな扇状地です。
古くから豊かに農作物が収穫できる土地であり、江戸時代には天領として陣屋がおかれ栄えた地域です。
花の栽培に熱中した時代。突然やってきたどん底
農家の長男として生まれた私ですが、栽培の専門知識を得るために地元の農業大学校へと進学、当初の目的を忘れそうなぐらい充実した時間と仲間を得た後、流通を学びに名古屋の花の市場に就職。ものすごく勉強にもなり、やりがいもありました。
27歳の春、5年務めた市場を退職し、切り花の農業を始め、順調にハウスを広げていきました。
しかし突然バブルが始めました。
ある年の12月のクリスマスの朝。何十年ぶりの大雪!前日全くなかった雪が一晩で湿った雪が1m積もった日。
花のパイプハウスが全滅。一気にどん底に落ちました。
植えた苗が全部無駄になり、売上がなくなり、施設の復旧の費用も、新たに苗を購入する費用もなくなり、切り花の経営は破綻してしましました。
そんなとき親父が声をかけてくれたのです。
「俺のぶどうの畑をお前にやる。また頑張れ」
50年愛情をかけたぶどう園を任せてくれました。
父親から受け継いだぶどうに対する姿勢と生産技術
父親の技術は違いました。
葡萄は、畑、木、枝、房、粒、どの段階においても同じものがなく個性が違います。
同じ畑でも、風の向き、葉一枚一枚への太陽の当たり方、木の樹勢などで一房一粒に個性が出てくる。
この個性を見極め最終的に同じ高品質の葡萄に仕上げるため、ひとつひとつの栽培方法を変えていました。
親父の作った葡萄は、どの房も重さが同じで10%も違わない。粒の大きさもそろっていて外観は抜群。糖度もとても高く美味しいのです。
のめり込んでしまう凝り性の自分は、この親父のぶどう作りを目指す!と没頭する日々が始まりました。
シャインマスカットとの出会い
シャインマスカットは2006年に品種登録された新しいぶどうです。
この年たまたま知り合いからシャインマスカットをいただき食べることができ、その美味しさに感動。
種がないうえに皮までまるごと食べられてマスカットの香りがする、衝撃的でした!
その頃まだ珍しかったシャインマスカット。当園で始めたシャインマスカットは、10月上旬には完売し、以降は翌年までてにはいりません。
そんなとき11月下旬頃友人からの電話「あの葡萄おいしかったから、大切な人へお歳暮で贈りたい」
その時は何も考えず「ぶどうは10月で収穫を終えなくなってしまう」ということを伝え電話を切りました。
冷蔵技術とシャインマスカット
その時あることを思い出しました。
「そういえばりんご用の冷蔵庫の中に自家用でとっておいたシャインがそのままになってるな~」
さっそく冷蔵庫へ。
見ると収穫して一ヶ月以上たっているにも関わらず、見た目が収穫直後と変わらない。食べてみると甘さが増している感じ。
これなら贈り物として喜んでいただける!
翌年から本格的に冷蔵試験を開始。友人にもお歳暮用として販売しました。
すると電話が「贈り先からお礼の電話があり、大変喜んでいただけた」というものでした。
嬉しかった。一つの葡萄が、贈り先、送り主、自分と3人を幸せにしてくれました。
これがきっかけとなり冷蔵シャインマスカットを経営の柱にしていくことを決断しました。
お客様の「もっと食べたい」「まだ食べたい」 「今食べたい」を実現していきます!
父親から受け継いだぶどうに対する姿勢と生産技術。
いち早く導入した冷蔵技術を組み合わせ、今まで新鮮なシャインマスカットを食べることができなかった11月以後、ギフトシーズンの12月にも少しずつですがお客様に喜んでいただけるようになりました。
「あのぶどう美味しかったから 大切な人にお歳暮で贈りたい」 そんな思いに応えたいと思います。